司法書士の徒然草

愛知県地方在住。司法書士のこととか。いとう司法書士事務所(http://www.itou-legal.com/)

司法書士試験

30歳で司法書士業界未経験の合格者は果たして就職できるのか?

さて、若い受験生の方には、表題の件はあまり関係ないかもしれませんが、このようなことを気にしている受験生も多い事でしょう。一般企業では、30歳で業界未経験だと転職は厳しそうです。果たして、30歳で司法書士業界未経験の合格者は、就職先が見つかるの…

試験に関係があるかな?所有権移転の前提として登記名義人住所変更の登記が不要な場合

所有権移転をする際に、登記義務者の住所が変更されていたら、その前提として登記名義人の住所変更(以下、名変)をしなければなりません(25条7号、昭和43.5.7第1260号)この先例は、記述式問題では超注意点で、記述式問題を解答する際には必ず名変があるか…

司法書士資格を取得すると人生逆転?

よくネットで「司法書士を取って人生逆転」とありますが、果たして司法書士を取ると本当に逆転するんでしょうか?

相続登記の場合の具体的な登記原因証明情報その2

昨日の続き相続登記の登記原因証明情報として、戸籍謄本を添付しますが、 実は、往々に添付しなきゃいけないモノがあります。 被相続人の住民票の写し 登記原因証明情報となる戸籍謄本ですが、この謄本が 果たして申請する不動産の所有者のものかどうか、 と…

相続登記の場合の具体的な登記原因証明情報

受験生が良くぶつかる疑問として、「どんな書類が登記原因証明情報になるのか」というのがあるかと思います。相続登記なら、「Aの戸籍謄本等」「甲野太郎の戸籍抄謄本」などと記載しますが、実際、この辺は実務についてから悩んでも全く問題はありません。「…

記述式別紙対策!所有権登記名義人住所氏名変更の判断

プライベートはテンパっていますが、 ふと記事にするネタを思いついたので、 書いてみました。記述式の別紙方式の場合は、俄然、補助者経験者が有利です。 だって、毎日、そういった書類を見て、登記申請の要件を満たしているか、 足りなければ、どのような…

本試験の記述式はすべて実務的なのか?

だんだん、本試験のネタが切れてきましたので、 無理やりネタを作ってみました。タイトルどおりですが、勿論、すべてがすべて実務的はありません。本試験の不動産登記の記述式問題について、事実関係12のように7/5に依頼を受け、 その日に申請しくれと頼まれ…

代位による所有権移転の際には登記済証が発行される!?

司法書士試験直後の試験週間ということで、しばらくは司法書士試験の関することでも書いていこうと思います。不動産登記の記述式にて、甲土地の2番に代位による相続登記がなされていましたね。 「代位による登記の場合は、登記名義人には登記識別情報が通知…

平成25年度司法書士試験 補助者に有利な記述式問題

受験生の皆さんは、今日はどう過ごされていますでしょうか? 私が合格した年は、完全に寝て、ごろごろしながらインターネットを見ていました。 30歳にしてニートでした。さて、あらためて本試験の記述式問題を見ると、 実務にますます直結した問題になったな…

平成25年度司法書士試験 午後 第21問

受験生の皆さん、お疲れ様でした。 いかがだったでしょうか?私も本試験の問題を見ましたが、正直、受験時代の脳みそにもなっていませんし、 ヒリヒリするような環境にもいないので、「むずかしいなぁ」と思いました。軽く見てみた感じ、午後の第21問が難し…

24年度司法書士試験、記述式問題

↓よかったら応援クリックお願いします!! お久しぶりです。 最近、仕事は忙しくないのにプライベートが忙しくて、ブログを書けていません。 どんな些細なことでもいいので書けばいいんですけどねぇ。さて、日曜日は司法書士試験がありました。 受験生の皆さ…

とっくなお話:東京での試験会場

少し古い話ですが、司法書士試験の会場が公表されているようです。 平成24年度司法書士試験筆記試験(受験地・東京)の試験場について(お知らせ)【PDF】 http://goo.gl/HfbjV 今は、2会場で試験を行うんですね。知りませんでした。 私の受験したとき…

二十個を超える不動産については、1件につき2万円というやつ

今日、敷地権が30を超える物件の登記案件について見積もりを出していました。さて、今回は、登記名義人住所変更登記→抵当権抹消→所有権移転・・・という流れなんです。そこで思い浮かぶのが、二十個を超える不動産については、1件につき2万円というやつです。…

破産手続開始の登記がされた会社の破産手続開始の決定当時の支配人に係る印鑑の証明書の交付の可否

破産開始決定当時の代表者の資格証明書等の交付については、平成21年4月17日の最高裁判例により、従来の扱いが変更され、交付されることになった。そこで、その会社の支配人についても一緒なのか?と疑問が湧いたので、文献を調べてみたら、そのことに言及し…

破産手続開始の登記がされた会社その他の法人の破産手続開始の決定当時の代表者に係る代表者事項証明書又は印鑑の証明書の交付の可否

今年の4月1日に出された通達なのに、なぜか東京司法書士会の方では最近まで通知されなかった、この通達。 昭和45年の民事局回答により、破産手続開始決定当時の代表者にかかる代表者事項証明書及び印鑑証明書は交付されないものとされていました。 しかし、…

学説推論問題その2

前回の続きです。国語で学説推論問題を解けなかった僕は、友人に「学説は暗記するもの」とアドバイスをうけました。ただ暗記するにも資料をどうすればいいか。 当時受けていた講座で使用していたテキストには、過去に出題されたことのある学説しか掲載されて…

認定考査の結果

認定考査の結果が発表されましたね。司法書士法第3条第2項第2号の法務大臣の認定(平成23年9月1日付け)の基準等について http://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00084.html司法書士法第3条第2項第2号の法務大臣の認定(平成23年9月1日付け)に…

学説推論問題その1

僕の受験仲間で、一年早く、しかも一発で司法書士試験に合格した先輩がいました。僕はその時勉強一年目で、とにかく学説推論問題が苦手でした。推論は国語だっていう人は多いですよね。国語の高校時代の成績は1でしたし、何も対策しないで、点が取れる人がと…