前回の続きです。
国語で学説推論問題を解けなかった僕は、友人に「学説は暗記するもの」とアドバイスをうけました。
ただ暗記するにも資料をどうすればいいか。
当時受けていた講座で使用していたテキストには、過去に出題されたことのある学説しか掲載されていませんでした。
そこで、まず手を出したのが「コンメンタール民法」と司法学院の「Level Up民法」。
学説が山ほど載っています。
「コンメンタール」は、今でも実務で実体法がわからなかった時に使いますので、持っておいても損はないと思います。
そこから試験に出そうな学説を抽出し、自分オリジナルの一問一答集を作りました。
例えば…
Q:解除の効果の学説3つあげよ
A:直接効果説、間接効果説、折衷説Q:直接効果説とは?
A:解除によって契約が遡及的に消滅する結果、所有権も当然に原所有者に復帰する。Q:直接効果説での545条1項但書の解釈は?
A:遡及効を制限する規定を置いたQ:では間接効果説とは?
・・・・
と、こんな具合です。
作ったら、あとは暗記!暗記!暗記!です。おかげで、学説問題が一気に苦手じゃなくなりました。
暗記に頼ると未知の学説問題が出た時、応用が利かないのではないか?と心配もあるでしょうが、暗記しまくっていくと、法的な論理構成が段々と理解できてくるようになります。
苦手な人は、試してみてはどうですか?時間はかかりますが、効果はあると思いますよ。
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