だんだん、本試験のネタが切れてきましたので、
無理やりネタを作ってみました。
タイトルどおりですが、勿論、すべてがすべて実務的はありません。
本試験の不動産登記の記述式問題について、事実関係12のように7/5に依頼を受け、
その日に申請しくれと頼まれたら、私なら現実には「受任しない」「お断りする」
ことなるかと思います。
まず、事実関係12には「関係当事者全員は、〜依頼し」とありますが、
通常、関係者“全員”は依頼に来ません。
大概、関係者当事者の代表者が司法書士に依頼してきますので、
関係者全員から「7/5当日に新宿の一等地の登記を依頼してくださいよ」と言われたら、
僕なら、今日の申請は「ちょっと待ってぇ(泣)」と回答します。
そして、これほどの書類を素人が揃えられるわけがありませんので、
どこか司法書士に依頼したけど断られたんじゃないか、と勘繰ってしまいます。
また、別紙4の登記事項証明書だけを信じて、所有権移転を申請することはありません。
新宿の一等地ですし、何より別紙4の登記事項証明書は7/1に取得されたものです。
7/1〜7/5までの間に滞納処分や差押え、担保提供をしている可能性を排除できていません。
したがって、私ならば、登記事項証明書を改めて取り直します。
とにかく、もう新宿の土地で不動産仲介が入っていないっていうだけで、
相当怪しんでしまい、「なぜ!?数ある司法書士の中で僕のところに相談に来たのですが!?」
などとぶっちゃけると思います。
…と、まあ無理やりネタのために、「現実ならば」と揚げ足を取ってしましましたが、
この問題は今までの記述式問題に比べてかなり良問で、
実務家登用試験として大変優れていると思います。
試験委員の先生方は、すごいですね。
文京区の司法書士 いとう司法書士事務所
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