司法書士の徒然草

愛知県地方在住。司法書士のこととか。いとう司法書士事務所(http://www.itou-legal.com/)

今年もこの季節。確定申告の準備。

今年もこの季節がやってきました。
確定申告です。

私の事務所は、私一人がこじんまりと自分の好きなように経営しているため、儲けはあまり出ていません。
知り合いの税理士さんにお願いしても、「いとやんさん、大丈夫なの?」なんて心配されそうなので、とても恥かしくてお願いできません。

ということで、毎年毎年、この時期になると確定申告の準備を始めています。
うーん、去年は、毎月末には会計帳簿をつけようと決めたのに、なんで何もできていないんだろ・・・。


ところで、司法書士業は、ハンバーガー屋さんみたいに”仕入”というものが発生しません。
原価がゼロというわけです。

「それじゃ、お客さんからもらう費用のほとんどは利益じゃん!いいねぇ!!」

なんてよく言われますが、これがとんでもない誤解です。
会計帳簿をつけると、本当に良くわかります(泣)

まず、お客さんからもらう費用には登録免許税が含まれています。
登録免許税は、登記申請の際に、収入印紙で納めたり、電子納付で納める必要があります。
お客さんに、「銀行で登録免許税を払ってもらって、その納付領収書を下さい」なんてお願いすると大変煩わしい思いをさせてしまうので、司法書士が登録免許税を預り、代わりに納付して申請することになります。

なので、お客さんからもらう費用の半分は登録免許税なのです(ここ大事なところです)。帳簿上も、立替金となります。

また、司法書士の費用には”実費”という項目があります。
これは、お客さんのために支払った行政手数料や収入印紙などですが、業務の内容にもよりますが、数百円から数千円かかります。これも帳簿上は、立替金として仕訳します。

登録免許税や実費を除いたのが、概ね、司法書士の報酬と考えて良いです。
勿論、ここから、電話代や郵便料金、書籍代などの必要経費がかかったりしますが・・・・

それで、会計上、何が大変かというと、実費としていくらで請求し、実際に立替えた金額はいくらなのか、これを仕訳けていくのが、とてもとても大変なのです。登録免許税は額が大きいですから間違えると大変です。

この作業を如何に効率よく進めるか。

なんとその方法を発見してしまいました!それは・・・



毎日、会計帳簿をつけること(当たり前)



いやー、発見してよかったぁ。開業4年目にして確定申告の極意を見つけてしまいました。
昨年も、少し発見したけど、今年はもっとそれが分かりましたよ。ははは。

【昨年の確定申告時期】
cf.贈与税がかからなくても税金がかかる場合があります



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