司法書士の徒然草

愛知県地方在住。司法書士のこととか。いとう司法書士事務所(http://www.itou-legal.com/)

司法書士の費用

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本日は、月末ということもあって売買の立会いにいきました。

そこで、ふと費用について思うことがありましたので、今日は司法書士の費用についてです。

司法書士に登記を依頼した経験がある方は一度は思ったことがあるかもしれません。司法書士の費用って、何に費用がかかっているのか、明細を見ても分かりにくい。実際、半分は国に収める登録免許税ですが、それでも残り半分は何の費用なのか分かりにくいかと思います。

例えば、閲覧とか謄本代とか事前調査代とか.

不動産売買の決済の前には、その不動産について差押が入っていないか?権利変動は起きていないか?などを登記記録を確認するために、最低1回は謄本(登記事項証明書)を取得します(これを事謄本といいます)。そして、決済が終わり登記申請をして登記完了後にも、登記がきちんとなされているかを確認して、お客様にも謄本をお渡しできるよう、事謄本を取得します。つまり、2回謄本を取得します。

しかし、事前謄本(登記事項証明書)は登記記録の内容だけ確認すればいいので、法務局で謄本(登記事項証明書)を取得するわけではなく、登記情報提供サービスで確認すれば足ります。

さてこの費用ですが、登記情報提供サービスは1通397円、謄本は窓口では1通700円、オンライン請求では570円(又は550円)となりますので、見積書や領収書の謄本代に「○○7円」「「○○4円」とあったら、上の登記情報提供サービス代なんですね。
中途半端になんで7円なん?と思ったかもしれませんが、そういう訳なんです。

http://www.moj.go.jp/MINJI/TESURYO/index.html

例えば、土地1筆、建物1棟を売買などにより登記手続きする場合、事前謄本:397円×2=794円、事後謄本:570円×2=1040円、合計:1834円、というのがオーソドックスかと思います。
イレギュラーとしては、マンションの共用部分についてはマンションの住人が共有で持ち合っているため、登記記録が膨大になり、登記情報提供サービスが使えないことがあり、法務局の窓口で取得しなけばならないため、事前事後謄本ともに700円かかることがあります。

そういった感じで謄本代1つとっても、いろんな場面や条件で費用が変わります。
費用について疑問に思ったら、依頼している司法書士に遠慮なく聞いちゃいましょう。

文京区の司法書士 いとう司法書士事務所
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