一般市民が1度か2度くらいしかお世話にならない司法書士。
「この司法書士に対する費用をどうやったら安くできるか?」
その辺をお話ししたいと思います。
司法書士の報酬は、以前は報酬基準が統一されていました。
しかし、公正取引委員会により報酬規程が廃止されたと聞きます。
半分は税金なんです
司法書士が受け取る費用の半分は、国に納める税金です。
不動産登記を申請する際には、登録免許税を納付しなければなりません。
きちんと納めないと申請が却下されます。
ですので、司法書士はお客さんから登録免許税分を、報酬と一緒に預かって、いざ申請するときに納付します。
よく「司法書士に何十万も取られたよ。司法書士はお金持ちねぇ」なんておっしゃる方がいらっしゃいますが、大丈夫です。
全然お金持ちじゃありません。
不動産業者の仲介手数料の方が、高かったりします。
司法書士の選び方
住宅を購入する時には、住宅資金を融資してくれる銀行か不動産仲介業者に「司法書士の知り合いはいませんか?」と問われるかと思います。
そして知り合いがいない場合、銀行か不動産仲介業に司法書士を紹介されることが多いです。
なお、強制的に銀行か不動産仲介業の指定の司法書士じゃないとダメ、というところがあります。
そういうところは、大体費用が高いです。大規模法人で人件費がかかるのか、バックマージンを支払っているのか、正直なところは分かりません。
知り合いの司法書士がいない場合、紹介を受けてもいいのですが、ここはインターネットで司法書士を探して、感じの良さそうなところへ見積もりをお願いすると良いでしょう。その際は、いくつもの事務所へ見積もりをお願いしてみてください(相見積り)。
見積書作成は無料で行ってくれますし、「登記手続きをお願いする司法書士を探している」と伝えると費用が安くなると思われます(限界はありますが)。