近頃は、ブラック企業ならぬ「ブラック士業」という言葉を聞きます。
なんでも、ブラック企業に肩入れ・支援する士業のことを揶揄して言うらしいです。そうはいっても弁護士さんとは、弁護をお願いされることもあり、そのような弁護活動をするのが仕事ですから、一概に悪く言えないところもあるでしょうが。
それに関連して、今日は、ネットやツイッターは徘徊していたら、こんなページを見つけました。
ブラック企業を支援する側ではなく、ブラック企業本体が士業のようですね。
この事務所の広告は東京でも多く見かけます。広告宣伝費をかけるということはその分報酬があがり、人件費は下げたくなるかと思います。経営者なら。
以前、司法書士になった場合の就職状況についての記事を書きましたが、どこに雇われても大体薄給です。ちょっと前までバブルだった債務整理を専門にしている事務所でも、事務員の給与は、行っても25万円くらい、多くは20万円以下かと思われます。
そんな状況ですから、士業に過剰な期待をして入所をするのはやめておきましょう。特に債務整理を専門にしている司法書士事務所や弁護士事務所は危ないと思います。
こんな事を書いているので「もし私が従業員を雇うようになったら、労働基準法を守んでしょうね」と言われそうですが、多分、私は従業員を雇いません。一人の方が気が楽で、この業界に入ったのに、従業員に気を使いたくありませんので、一人でのんびり仕事しているかと思います。
●追記(2014.2.26)
どうやら同事務所は、上記の件とは別ですが25年12月18日付で戒告がなされたようです。