司法書士の徒然草

愛知県地方在住。司法書士のこととか。いとう司法書士事務所(http://www.itou-legal.com/)

相続関係説明図(家系図)作成の報酬

年末は皆さんいかがお過ごしですか?
今日の昼はスペシャル番組の再放送ばかりやってましたね?
もうずっと、テレビを見て過ごしていました。

昨今、士業間で価格競争が進み、司法書士が会社設立をするには、もう費用では勝負できません。
税理士さん、行政書士さんが安い費用で宣伝してますからね。

じゃあ、自分の報酬基準を下げるかというと、特にそういう事もしません。
私の場合は、会社設立で勝負していませんし、きっちりと報酬をもらって完璧な仕事をしていきたいなぁと思っています。

さて、士業間で価格競争が進んでいると書きましたが、実は!!その価格競争で司法書士の方が報酬が、一般的に安いものがあるんですよ。


それは相続関係説明図の作成費用です。

相続関係説明図とは、被相続人(亡くなった人)を中心とした家系図のことです。
cf.http://d.hatena.ne.jp/itousihousyoshi/20130821/p1

相続関係説明図は、登記所の方では、戸籍謄本を添付書面として提出するとき、この相続関係説明図を作成すると、戸籍謄本を返してもらうことができます。また、相続登記のオンライン登記をするときには、この相続関係説明図をPDFとして送信することが多いので、司法書士が相続登記で相談を受ける時には、必ずと言って良いほど、相続登記の仕事の一つとして作成します。

ですので、司法書士としては相続関係説明図を作成するのは当たり前なので、特段、相続関係説明図の作成費用としては項目を立てて、費用を請求しないこともあります。ありますが、ざっと司法書士の相続関係説明図の報酬を検索をしてみると、こんな感じです。<司法書士>
A事務所 5,000円
B事務所 10,000円
C事務所 10,000円
D事務所 5,000円
E事務所 相続登記の報酬に含む

一方、行政書士さんや弁護士さんが、相続関係を調査する場合は、司法書士と比べると高い傾向にあるようです。検索して調べてみるとこんな感じでした。

行政書士
F事務所 36000円
G事務所 30,000円
H事務所 15,000円
I事務所 70,000円
J事務所 20,000円

勿論、相続人が大人数になった場合は、司法書士もこのくらいは報酬を請求する事はありますが、これらは司法書士と比較すると、ちょっと高いですね。

大体司法書士の費用の方が高い事があるので、こういう事もあるんだなぁと、ちょっと驚いたので、記事にしてみました。ちなみに私行政書士の資格を持っています。行政書士として仕事をする時には、どういう報酬体系にすべきなのか、ちょっといろいろと悩みます。

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