司法書士の職域拡大というけれど・・・・

急に寒くなってきましたね。
お陰様で、咳をこじらせてしまし、風邪をひいてしまいました。
気を付けたいものです。

さて、私は常に何かしらの訴訟事件を受任しています。

司法書士は平成14年の改正により、140万円以内の簡易裁判所における代理権が付与されました。
また、特に改正前にも裁判所に提出する書類は作成することは許されていましたので、改正により司法書士の積極的な参加が期待されていたわけです。そして、これ以降も司法書士の関連団体は家庭裁判所の代理権や強制執行の代理権まで権利を拡大したい、という動きがあります。

しかし、（これは聞いた話ですが）代理権があっても殆どは債務整理、過払金返還ばかりだったようです。
私の周りも面倒だと尻込みをする方も多く、少額訴訟に至ってはみのりが少ないとしてハナから相手にしません。

■司法書士は登記というけれど…

古い司法書士先生の中には、「若い司法書士は債務整理ばかりやっている。いずれ先細りした時には、コネや人脈もないからダメになる」なんて言っている人もいました。しかし、これはそんな事はないと思います。
債務整理で潤沢な資金を得た司法書士事務所は、次の手は打ちやすいですし、不動産業者や銀行も、資金のある積極的な事務所に目移りするものです。

■つまり…

つまり業界全体は、司法書士の職域を広げたいと思ってはいても、個人個人はそんな事を考えている人はすくないのではないかと思うんですね。

そうはいっても私は頑張りますよ。
私は、20万円の金銭トラブルだって積極的に引受けています。

確かにお金にはなりませんけどね。１件１件の事件で依頼者と真剣に向き合い、喜んでもらう事がやりがいになります。

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