司法書士試験を制するのに、重要なものの一つとして、上げられるのは時間配分です。
特に午後の試験。
これは、もう大学受験の比じゃないくらい、綿密に計画を立てないといけません。
受験はじめの頃は、午前が択一だけで2時間だから、午後は、択一で2時間、記述式で1時間かな、と考えがちです。
しかし、それは甘いと気づかされます。
私が思うには、ベストは択一に1時間、記述に2時間ですね。
本試験では、緊張感もあるため、択一が慎重になりがちです。
そこで、午後の択一は1時間で解く訓練をしました。
具体的には、二秒で答えが出てくるよう何度も暗記する、問題文を早く読む訓練をする、この二点です。
二秒で答えが出てくる、というからには、正解に辿り着くのに10秒も要したのでは意味がありません。したがって過去問を解くに当たって、理解できたかどうかだけでは足りず、瞬時に解けるまで何度も何度も問題を解きます。
次に、問題を早く読み、ことですが、これ、あまり予備校では言われてませんね。私はかなり重要だと思います。
いくら瞬時に解答を出せても、問題を読んで理解するのに時間がかかっていてはいけません。
それでは、具体的にどうすればいいかですが、普段から平易な表現のテキストを読んだり、自分の分かりやすい言葉で訳したノートは作成しない、そして、普段から六法をよく読んでください。
恐らく、六法が最強に難解な表現の文章です。
これを、素早く読んで理解できれば、午後の試験は怖いものなしです。
あと、もう一つ、これは余裕があったら気にする事ですが……
変わった環境で勉強する!
ことです。
本試験は、普段とは違うところでやるので、環境が変わって集中できない場合があります。
そこで、うるさい喫茶店で勉強したり、テレビを見ながら勉強したりしてみてはいかがでしょう?
以上、三点は私が実際、本試験を想定して、一年間実践した事です。
おかげで、択一は70分、記述は110分の配分となりました。
訓練は本番のように、本番は訓練のように。消防訓練と同じですね。
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