司法書士の徒然草

愛知県地方在住。司法書士のこととか。いとう司法書士事務所(http://www.itou-legal.com/)

法務局よりも書面審査が厳しい都税事務所

本日、未登記建物を持っているお客さんの相続登記の相談をされました。
もう何十年も登記をしていないので、このままでも良いかとは思いますが、固定資産税の台帳の名義は変えておいた方が良さそうだと、固定資産税の所有者変更届をすることにしました。

今回は、遺言書で相続人に全部相続させるの文言があるため、包括承継です。

相続登記なら添付書類として、遺言書、亡くなった方の除籍謄本、受遺者の戸籍謄本、住民票で良いところですが、都税事務所ですから、一応、添付書類の確認に相談にいったところ、添付書面として、遺言書、除籍謄本、改製原戸籍相続人全員の戸籍相続人全員の印鑑証明書まで要求されました。

なんでやねん?

私「すいません、相続人全員の方の印鑑証明までいるんですか?」
都「遺留分がありますので」
私「でも、法定相続人は第三順位ですから、遺留分権者ではありませんよ」
都「それでもうちではそうしています。登記でも要求されますよ」

私「…いや、登記ではここまで要求されていません!!」

ということで、対抗要件を付与される登記手続きよりも(あ、相続ですから対抗力は問題ではないですね)、なぜか厳しい書面審査を要求されております。

まじかよー。

追記】2013.7.17
足しげく、お願いに行ったら、印鑑証明書は添付不要となりました。
あー、良かったです。


よかったら、↓をポチッとお願いしますm(_ _)m(汗)
このエントリーをはてなブックマークに追加

↓よかったら応援クリックお願いします!!にほんブログ村 士業ブログ 司法書士へ人気ブログランキングへ