いきなり、大きな事務所に怒られそうなタイトルですね（やばい・・・）。
ここ２,３年で弁護士法人や司法書士法人が広告、はてはＣＭまでするようになりました。
時々、（借金相談ではない）お客さんに尋ねられたりします。
借金を抱えてしまった時、果たして大きい事務所に相談に行った方がいいのか？近くの小さい事務所に行った方がいいのか？
なるほど、確かに疑問に思うところで。
業界から流れてくる噂から、独断と偏見で（ここ大事！！）検討してみましょう。
大きい事務所に頼むメリットはこんな感じです。
・イレギュラーな事件にも対応できる（扱っている事件数が豊富でのノウハウが蓄積されている）
・全国の消費者金融とやりあっているので、交渉で落としどころも早い
・ＣＭやテレビで取り上げて有名だから安心。下手なことはしない。
・（変に）美人な弁護士・司法書士がいる
つまり、小さい事務所に頼むデメリットとしてはこんな感じです。
・イレギュラーに対応できないかも（扱っている事件数が大手に比べて少ないため）
・事件処理は遅くなりがち（担当部署など組織化されていないため）
・情報管理が甘い
・全国対応することができない（全国対応すると費用がかかる）
さて、大きい事務所に頼むデメリットはどんなものかというと・・・
・費用はそれほど安くない（広告宣伝費にバカみたいに金をかけているから）
・担当している弁護士・司法書士に電話しても繋がりにくい（いそがしい）
・ベルトコンベアっぽく処理される（効率よく仕事を処理しないといけないため）
・実はイレギュラーなことに対応したくない（手間と費用がかかるから）
・弁護士・司法書士の平均年齢が30代で経験が浅い（代表よりも経験豊富な年寄りはうるさい）
・案外ノウハウが蓄積していかない（労働環境がブラックなため職員や弁護士司法書士が辞めていく）
・代表がテレビやラジオ、有名人との対談にご執心（事務所の箔をつけるため）
・案外、裁判までやって全額回収する気がない（訴訟は手間がかかる）
一方、小さい事務所でのメリットは・・・
・オーダーメイドの事件としてきちんと対応する
・広告費をかけていないため安い場合がある
・担当の弁護士・司法書士にすぐつながる
・少人数でやっているため、経験の蓄積が早い。
・イレギュラーなことにも対応してくれる。
と、こんな感じでしょうか。
結局、どういう事務所がいいのか分かりにくくなっちゃいましたね…。
私は聞かれたら、「友人・知人に紹介してもらう方がいいかもしれません」と答えてます。
依頼を受けた専門家は、紹介者の顔も立てなきゃですので、変なこともしないだろうということで。
あと、手間をかけていいのではあれば、「消費者法ニュース」という雑誌を取り寄せて、そこに乗っている専門家に相談してみるのもいいかもしれませんね。
消費者法ニュースは、借金問題や消費者問題をあつかい専門雑誌です。そこにレポートや判例を寄稿する専門家には残念ながら大手事務所の代表は見受けられません。私の読んだ限りでは、消費者問題に紳士に向き合っている弁護士・司法書士先生が多いかと思われます。
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