先日、友人と飲んでいるとき、司法書士試験に一発合格するにはどうすればいいか？と聞かれました。
その友人は、とくに深い意図はなく聞いたと思うのですが、今日はその点についてお話ししてみようと思います。
そもそも、私は、司法書士試験で一発合格なんて考えない方がいい！と思っています。
理由は、単純です。難しすぎて無理だと思うからです。
過去、司法書士の受験業界には、半年で合格しただの、７か月で合格しただの、と話題に上がった書籍がありますが、背後には資格予備校が出版していたり、講師が執筆していたりで、残念ながら、予備校の宣伝となっているものばかりでした。
また、短期間で合格した書籍を出した者の背景は、司法試験合格を目指していたことがあった、というものも多いです。
勿論、私の知り合いにも一発合格者はいます。しかし２人だけです。一人は司法試験を目指していた方でした。
逆に、司法試験を勉強していた方が、何年も司法書士試験を勉強して合格できなかったり、東大出身者でも２〜３年かかったと方も知っています。
つまり、凡人に一発合格は無理なんです！
いや、正確にいうと、法律の勉強もしたことのない凡人では、一発合格はとても確率が小さいです。
私は法学部出身で、法律の素養はある程度ありましたが、２年２ヶ月時間を要しました。
一発合格を目指しましたが、無理でした。
「きちんと勉強すれば一発合格も無理じゃない」と触れ回るのは、私はよくないと思いますけどね…。
私は自分が経験した事しか信じないので、どうにもこんな考え方になってしましました。
ゆめゆめ、自分は一人握りの天才と思わず、大多数の凡人として司法書士試験に立ち向かっていき、受験生の皆さんには、受験期間が長期にならないよう目的を持った勉強をしていってほしいと思っております。
あ、結局、「一発合格するにはどうすればいいか？」という事に触れていませんね…。
そんな中でも一発合格するにはどうすればいいか？ そのことは次回にしようかと思います。
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